「伝えたい」がきっと伝わる
ライソゾーム病患者さんのコミュニケーションについて医師からアドバイス
患者さんが自身の病気と向き合い、不安や悩みを解消していくうえで重要な役割を果たしているのが、
人との接触による「治療中のコミュニケーション」です。
特に、ライソゾーム病など幼少の頃から長期的な治療を必要とする先天性疾患を抱えている患者さんにとって、
専門医や自分と同じ病気と闘っている仲間と繋がることは非常に有益で、精神的な支柱としても機能する大切なものとなっています。
今回の記事では、専門医の目線から見た「患者さんのコミュニケーション」について、
医療法人 医誠会国際総合病院 難病医療推進センターの酒井規夫(さかいのりお)先生と成田綾(なりたあや)先生のお二人にお話しいただきました。
治療中の患者さんのコミュニケーションについて考える際、他の患者さんやご家族、そして専門医と繋がりを持てる場にアクセスできることが非常に重要であり、その役割を担っているのが「患者会」という存在です。
患者会では、勉強会などの開催により、専門医による講演や質問事項の受付などがあり、普段なかなか聞くことの出来ない話を直接聞き、情報を仕入れることができる貴重な機会を作っています。
酒井先生や成田先生が専門にしているライソゾーム病に関しては、現在新しい治療方法の開発が進んできているため、それぞれの患者会でも最新の治療法や基礎研究の内容を聞きたいと度々リクエストがあるとの事です。
その他、身体の機能の退行による嚥下障害に対する支持療法に関することや、安全に食事を摂る方法や栄養食について等、日常生活のケアに関する話題に興味を持っている方も多く、それについての話を聞きたいと言われる機会もよくあるそうです。


また、患者さん同士やご家族同士などで交流を持てるのも大きなメリットとなっており、治療中の悩みの解決方法をはじめ、利用してみて良かった食品や器具の話題などの情報を積極的に交換し、横のつながりを広げている方も多いと言います。
ただ、中には大勢の人の中で質問しにくいという方や、現地に足を運ぶのが難しい方、
実際に同じ病気を抱える先輩に会うことで「子どもが将来このような状態になるのかと知ってしまうのが怖い」という方も中にはいらっしゃるため、最近はネットで質問を受け付ける機会を設けたり、大勢ではなく一対一で話せるピアカウンセリングの機会を設けたり、場合によってはオンラインミーティングを実施する等といった工夫を行い、様々な事情の方が参加しやすい体制を整えているそうです。

このように、患者会で専門医や同病の患者さん同士、その家族同士で繋がり、コミュニケーションを取る部分に関しては様々な機会が増えてきている反面・・・
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医療法人医誠会 医誠会国際総合病院
難病医療推進センター
難病医療推進センター 副センター長
酒井 規夫 先生
インタビュー・作成
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医療法人医誠会 医誠会国際総合病院
難病医療推進センター
小児科 部長
成田 綾 先生